大野勇太～幸せの花～

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台風12号で被害を受けた那智勝浦の避難所に
音楽で元気を届けに行ってきました！

サポートの久美さんを乗せて朝６時前に出発。

関西では初運転！のうちの奥さんが
ビクビクしながら車を走らせ
僕は横で奥さんにゴマをスリスリしながら
久美さんと色んな話に花を咲かせ
約５時間半かけて行きました。

コンサートの時間まで時間に余裕があったので
那智勝浦に1軒しかない（らしい）
回転寿司やさんに行ってきました。
回転寿司やさんですが寿司は回転しておらず・・・
BGMもかかっていないし、照明も暗くて
やってるのか？と不安になりつつ入ってみたら
お茶用のお湯も白湯か？（笑）と思うくらいぬるく・・・
（たぶん、節電のため？）
でも、やっぱり海がすぐそこなので
お寿司はすごく美味しかったです！
鮪の生ハムなどの珍しいものもありました。

そして、被害にあった場所を見に行こうと思い
現地に向かいましたが、迷子になり・・・
どうにかこうにかたどり着きました

　
　

たどり着いてからも、通行止や回り道で中々
ナビ通りに前に進むことが出来ず・・・

今は、水の量もそんなに多くはない川でしたが
ここに土砂が流れてきて、水をせき止めてしまい溢れたそうです。
しばらくみんなで、この辺を巡って
それぞれが色んなことを感じ、思って
避難されてる方たちがいる避難所へ。

回転寿司やさんもですが、避難所も
もとは立派なホテルだったようですが
節電のため薄暗く
節電はとっても大切だけれど、
ずっとここにいたら気分が滅入ってしまいそうだな・・・
と思ったりもして

だからこそ、今日のこのコンサートの時間だけでも
楽しい時間、癒される時間を、
少しでも元気を出して欲しいと
そんな思いを込めて精一杯歌わせて頂きました。

　　

オリジナルを含め皆さんが知っている曲を交えて歌ってきました。
そして前回、宮崎に帰った際にショッピングモールでライブをして、
その会場にいらっしゃった皆さんに書いてもらった
被災地への方へのメッセージをそれぞて手に取って読んで頂きました。



最初はみなさん緊張した様子で、じっと聴いていたのですが
最後には手拍子をしてくださったり、一緒に歌ったりして
楽しい時間を過ごせました。

コンサートの後に残っていた皆さんと



それぞれ少しずつお話をさせて頂いたのですが
なかには９５才のおばあちゃんがいて

「本当は外（那智勝浦から）に出ていかないと聴けないのに、来てくれて　ありがと。私は９５年間ここ（那智勝浦）から出たことがないから、今日こうして歌を聴けて嬉しかった。」

と言ってくれるおばあちゃんがいたり

「台風の時に私は腕を怪我をしました。そして避難所に来て転んでしまってまた、同じところ打ってしまいました。家も無くなって辛い思いをしたけど、今日あなたに会えたから良かった」

と言って泣いて下さる方までいて、僕自身も本当に嬉しかったです（涙）



コンサート後、控え室に戻って帰る準備をしていたら
「皆さんが、お見送りをしたいって玄関でお待ちですよ」と言われ
玄関にいったら、コンサートの始まる前はとっても硬い表情をされていた皆さんが、
“笑顔“で「ありがとう！また来てください！」と言って下さって
みなさんの笑顔が見れて本当に良かった。

音楽の力を改めて実感しました。
そして、僕は今よりも更に頑張って歌を歌わなきゃと
魂を込めて、思いを込めて歌わなきゃと思いました！
今回、元気を貰ったのは僕の方かもしれません。

役場の方のお話によると、復興にはまだまだ時間がかかるとのこと。
少しでも早い復興を心よりお祈りしております。

P.S
長い時間、力を貸していただいた久美さん
（おにぎりとおやつも♪）
本当にありがとうございました